ChatGPTで講座設計が5倍速に。講師・コーチのための“伝わる講座”を最短で作る方法
はじめに
講座をつくるとき、「何から始めればいいのか分からない」と悩んだ経験はありませんか?
・構成を考えて、
・スライドをつくって、
・話す内容もまとめて…
やることが多すぎて、頭がパンパンになる講師・コーチの方はとても多いです。
実は私も、はじめて講座をつくったときは同じでした。
構成がまったく思いつかず、手が止まり、進まない日が何日も続いたこともあります。
でも、ChatGPTを使うようになってから、その悩みは一気に解消されました。
構成のたたき台を一緒に考えてくれて、スライド案も整理してくれる。
まるで「講座設計の相棒」ができたような感覚です。
今では、以前の5倍以上のスピードで講座設計ができるようになりました。
この記事では、ChatGPTを活用して
- どんなふうに講座構成を作っているのか
- スライドや台本にどう活かしているのか
- 講師・コーチ業の「時短」と「質の向上」が両立できる理由
を、実際の体験談とあわせてお伝えしていきます。
「もっと早く、もっと伝わる講座をつくりたい」
そんな方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
第1章:なぜChatGPTは講座設計に向いているのか?
ChatGPTが講座設計に向いている理由は、「構造化」と「言語処理」が得意だからです。
講座づくりとは、頭の中にある抽象的なアイデアを「構造」に変換する作業です。
構造を組み立てる力こそが、ChatGPTの得意分野!
- 頭の中を整理してもらう
- 講座のゴールや対象に合ったパターンを提示してもらう
- 脱線していないかをチェックしてもらう
といった「構成力の外注」ができるので、講師やコーチにとって非常に心強い存在です。
第2章:スライドや台本作成を5倍速にした私の体験談
私自身、はじめて講座を作ったときには、構成づくりに丸1日以上悩んでいたことがあります。
そもそも「構成ってどうやって作ればいいの?」という状態で、手が止まっていたんです。
今ではChatGPTのおかげで、講座の構成を5分で作れます。
さらにスライドやトーク構成に悩んでも、ChatGPTに質問すれば整理・提案・ブラッシュアップまでやってくれるんです。
たとえば:
- スライド構成のチェック:「この順番で伝わる?」と聞くと、改善案を出してくれる
- トーク台本の骨組み:自分の話し方に合わせて、自然な言い回しに調整してくれる
- 前後のつながり:急に話が飛んでないか?を見てもらえる
- タイトル案のブレスト:10案くらいパッと出してもらって、自分で選ぶ
ChatGPTを上手に活用することで、私は「迷う時間」を大幅にカットできるようになりました。
私自身は「台本を一から全部書いてもらう」ことはしていません。
でも、「言いにくい部分だけ表現を考えて」「文章を短く要約して」というように、部分的に手伝ってもらうことで全体の精度が上がっています。
「話すのは得意だけど、整えるのが苦手」な人には、本当に相性が良いです。
さらに、スライドづくりにおいては、自分の「伝えやすい型」を覚えさせておけば、次のテーマのスライドも、その型に沿って自動で提案してくれます。コミュニティで開催している30分のミニセミナーも、今では30分以内にスライド含めて完成させることができます。
このスピード感と柔軟さは、もはや手放せません。
第3章:コーチ・講師におすすめの講座作成時のChatGPT活用法5選
実際に私が講座設計で活用している、ChatGPTの具体的な使い方を5つご紹介します。
どれも「時間がかかる・手が止まる・ひとりでは限界がある」と感じる場面で活躍してくれるものです。
① 構成のたたき台を作ってもらう
何を話すかは決まっているけど、順序がうまくまとまらない…そんなときに便利。
「◯◯というテーマで60分の講座を作りたい。初心者向けです」
と伝えれば、基本構成を提示してくれます。
② スライド構成や見出しを整理してもらう
タイトルが決まらない、見出しが単調すぎる…そんな時も相談できます。
「もっと興味を引く言い方にして」
「ターゲット層に合わせて柔らかく」
など、修正もすぐに反映できます。
③ 台本の言い回しを調整してもらう
私は講座の台本をフルで作ることはありませんが、言い回しや前後のつながりが不自然なときに活用しています。
「この説明、伝わりづらい?」
と聞くと、別の言い方を提案してくれるので心強いです。
④ タイトル案・講座名をブレストする
「講座の名前が浮かばない…」というときは、10個くらい案を出してもらい、ピンとくるものを選びます。
「講座のタイトル10案出して」
納得いかないときはさらに10案…というように、無限に付き合ってくれるパートナーです。
⑤ 想定質問を考えてもらう
「この講座を受ける人は、どんな質問をしてきそう?」
と事前に予想することで、準備に余裕ができます。
不安を減らし、より自信を持って講座に臨めます。
FAQ:ChatGPTで講座設計する際のよくある不安と対処法
Q1. ChatGPTに頼りすぎて自分の個性が消えてしまいませんか?
A. 大丈夫です。ChatGPTはあくまで「整える」役割。
話す中身や経験はあなた自身のもので、個性や信念はしっかり伝わります。
私は、あくまで「骨組みだけChatGPT」「肉付けは自分」と意識しています。
Q2. 他の講師と同じような講座になりませんか?
A. 自分の体験や具体例を盛り込めば、絶対に同じにはなりません。
テンプレートだけで構成すると似た内容になるかもしれません。よくあるテンプレートはあくまで参考までにしましょう。ChatGPTにあなたの経験を伝えると、講座の内容に反映してくれるので安心です。
Q3. 無料プランでも十分使えますか?
A. はい、方向性を決めたり、構成のたたき台を作る程度なら無料でも十分です。
ただし、GPT-4oを使いたい場合や利用頻度が多い方は、有料プランの方がスムーズです。
Q4. 著作権や情報の信頼性は大丈夫ですか?
A. 生成AIで出力された文章は著作権の対象とはなりません。(私は法の専門家ではないので詳しくは専門の機関へ)
ただし、著作権というより「すべてChatGPTに任せて、そのままコピペ」はそもそもクオリティが低くなるので問題です。
自分の言葉に置き換えたり、体験談を入れることでオリジナリティを出しましょう。
また、情報の正確性は100%ではないため、ご自身で確認をしてください。
Q5. ChatGPTの答えがイマイチなときはどうしたら?
A. プロンプト(指示)の出し方を工夫しましょう。
「講座の対象は◯◯で」「◯分以内で」「初学者向けに」など、条件を加えると改善されます。
私は、同じ内容を2〜3回聞き方を変えて出し直すこともあります。
まとめ:ChatGPTは、講座設計の“強力な相棒”
講師やコーチにとって、講座の構成づくりはとても大切なステップです。けれど、何から始めればいいのか分からない。時間ばかりかかって進まない。そんな悩みは少なくありません。
ChatGPTを使えば、
- 講座の骨組みづくり
- スライド構成の整理
- タイトルやキャッチコピーの案出し
- 台本の補助
- 想定質問の洗い出し
といった工程を、大幅に効率化できます。私自身も、1講座作るのに丸1日かかっていたのが、今では最短5分で骨組みが完成するようになりました。
特にChatGPTは、「考える→話す→整える」が得意な人には最適。しゃべりながらでも、書きながらでも、あなたの中にある“伝えたいこと”を整理し、相手に伝わる形に整えてくれます。
そして何より、「頼っても個性は失われない」ということ。
あなたの経験、言葉、ストーリーが入っていれば、唯一無二の講座になります。
ChatGPTは、あなたの仕事を奪うのではなく、可能性を広げるためのパートナー。
うまく使って、自分にしかできない講座づくりを楽しんでいきましょう。
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