12日目:キーワード選定が難しい方必見!集客力を最大化する効果的な方法
デジタルマーケティング歴9年、ブログ歴20年の高木優(ゆうさん。)です。これまで、個人事業主や中小企業と幅広いクライアントに対して、デジタルメディアを通じたマーケティング支援を行ってきました。また、東京都DXリスキリング支援講座の講師や企業向け研修ウェビナーも務めています。
はじめに: SEOで集客力を高めるためのキーワードリサーチ
- キーワード選定って想像以上に難しい!
- キーワード選定しても上位表示されない!
このような声をたくさんいただきます。
SEO対策において最も重要なステップの一つがキーワードリサーチです。適切なキーワードを選定することで、検索エンジンでの集客力を最大化し、ビジネスの成功につなげることができます。
例えば、過去に本記事は「キーワード選定 難しい」というキーワードで上位に表示されていました。クライアントからも「やっとキーワードについて理解しました。実際にやってみると検索結果の上位に表示されて、売上が伸びました」と喜びの声をいただきました。この経験を通じて、正しいキーワード選定がいかに重要かを改めて実感しました。
この記事では、キーワードリサーチの基本ステップから、実際の使い方までを詳しく解説し、SEO初心者でも簡単に実践できる方法を紹介していきます。
次の章では、具体的なキーワードリサーチのステップを解説していきます。
実績
2024年10月追記:クライアントさんのブログで検索2位と3位を獲得!
HPはありますが、ブログは1記事しか書いていないのに上位表示しました。(本当に穴場のキーワードです。)5年前以上前から考え方は変わっておりません。このブログで解説している手法で上位表示が可能です。
↓動画が良い人はこちら
キーワードリサーチの基本ステップ
SEOで成功するために必要なキーワードリサーチの具体的な手順をステップごとに解説します。
1. キーワードツールを活用する
まずは、キーワードツールを使用しましょう。おすすめは「ラッコキーワード」です。このツールを使って、ターゲットキーワードに関連する検索ワードを収集します。例えば、「ハワイのお土産」をテーマに記事を書く場合、「ハワイ お土産」のように2語に分けて調べることで、関連する検索ワードが一気に表示されます。
実際の例:
「ハワイ お土産」で調べた際に、「ハワイ お土産 チョコ」という3語以上のキーワードを発見できたとします。3語以上のキーワードは競合が少なく、より具体的な検索ニーズに応えられるため、上位表示しやすくなります。特にSEO初心者には、このような具体的で細かいキーワードを狙うことが効果的です。
2. ターゲットの明確化
次に、キーワード選定の際に、検索者が何を知りたいのかを深掘りしましょう。たとえば「ハワイ お土産 チョコ」で検索する人は、「ハワイのお土産でおすすめのチョコを知りたい」という具体的な目的を持っています。これを理解したうえで、そのニーズに応えるコンテンツを作成します。
3. ロングテールキーワードの選定
ロングテールキーワードとは、3語以上で構成されるキーワードのことです。具体的であればあるほど、検索者のニーズがはっきりしているため、ライバルが少ないことが多いです。たとえば、「ハワイ お土産 チョコ」のようなキーワードは、より狙いやすいでしょう。
体験談:
「ハワイ お土産」といったような2語では上位になることが難しいでしょう。私のように3語、4語、5語という具体的でニッチなキーワードを選ぶことは、SEOでの成功を加速させる効果的な戦略です。
次の章では、ライバルチェックについて詳しく説明します。
ライバルチェックとキーワード選定の実践方法
キーワードリサーチができたら、次はライバルチェックを行いましょう。これは、選定したキーワードで既に上位表示されている競合サイトを確認し、自分がその中で勝てるかどうかを判断するプロセスです。
1. 検索結果を確認する
ライバルチェックの基本は、ターゲットとするキーワードで実際に検索を行い、検索結果に出てくる上位サイトを分析することです。どのようなタイトルやコンテンツを提供しているか、サイトの強みや欠点をしっかりと把握しましょう。上位に位置している大手サイトが提供しているコンテンツの内容やキーワードの使い方を見て、自分の記事でカバーできる独自の視点や付加価値を考えます。
- タイトルとキーワードの使用状況: タイトルにターゲットキーワードがどのように組み込まれているか。
- コンテンツの質と量: 記事の情報がユーザーのニーズにどれだけ応えているか。
- 大手サイトか個人ブログか: 大手サイトとの競争が激しい場合は、別のニッチなキーワードを探す方が有利なこともあります。
大手サイトか個人ブログかに関しては次のような基準で判断しています。
- 強力な競合サイト:
大手企業のサイトや信頼性の高いメディアが多く上位に表示されている場合は、そのキーワードで戦うのは難しいです。特に、1位から3位に大手の名前が連なっている場合は、別のキーワードを探すのが得策です。 - 中規模・個人ブログ:
個人ブログや中規模のウェブサイトが多く上位に表示されている場合は、競合として戦える可能性が高まります。自分の記事が競合と差別化できるポイントを探し、記事内容を充実させましょう。
2. キーワードのニーズに応える
競合サイトがどのようにユーザーのニーズに応えているかを確認し、自分の記事がそれに勝る情報を提供できるかを判断します。ここでのポイントは、検索ユーザーが何を知りたくてそのキーワードを使っているのかを理解することです。
体験談:
私は過去に「ハワイ お土産 チョコ」というキーワードで競合が強すぎると判断し、「ハワイ お土産 チョコ以外」という別のキーワードに切り替えたことがあります。その結果、わずか2週間で4位にランクインすることができました。このように、競合が多い場合は無理に戦わず、別のニッチなキーワードを探すことが重要です。
次の章では、検索意図を理解して、ユーザーのニーズにどう応えるべきかを解説していきます。
4. ユーザーの検索意図に応えるキーワード選定
SEOで成功するためには、ユーザーの検索意図をしっかりと理解し、それに応えるコンテンツを作成することが重要です。ユーザーが何を求めているのかを把握し、それに基づいたキーワードを選定することで、検索結果での上位表示が狙えます。
検索クエリの種類と理解
検索クエリには4つの主要なタイプがあり、これを理解することがSEOのカギとなります。
- Goクエリ(特定のサイトに行きたい)
例: 「Amazon ハワイのお土産」 - Doクエリ(行動を起こしたい)
例: 「ハワイ 旅行予約」 - Buyクエリ(購入したい)
例: 「ハワイ チョコ お土産 購入」 - Knowクエリ(情報を知りたい)
例: 「ハワイ お土産 おすすめ」
参考データ:
「ユーザーは、検索クエリをより具体的にしてニーズに合った情報を求める傾向が強まっている」との調査結果があります(【Think with Google】)。たとえば、かつて「扇風機 サーキュレーター」のような短い検索クエリが主流でしたが、現在では「扇風機とサーキュレーターの違い どっちが涼しい」といった具体的な長い検索クエリが増えてきています。これにより、検索結果でユーザーにしっかりと応えることができるコンテンツが求められます。
5. ライバルが強いときの次の一手
検索上位にいるライバルが強くて自分の記事が上位に入れない場合、次の一手が重要です。特に大手サイトがランクインしている場合は、単に同じ内容で競争するよりも、異なるアプローチを取ることでチャンスをつかむことができます。
ライバルが強い場合のキーワード再選定
- ニッチを探す
競争の激しいキーワードから少し範囲を広げて、「ニッチなキーワード」を探しましょう。例えば、「キーワード選定」では競争が激しすぎたとしても、「キーワード選定 難しい」などの具体的なニーズを持つロングテールキーワードに焦点を当てることで、ターゲットユーザーにピンポイントで届きやすくなります。 - ユーザーの悩みにさらに深く答える
競合の強いサイトが多くても、それらがすべてのユーザーの悩みに完璧に答えているとは限りません。どこに隙間があるのかを見つけ、そのギャップを埋めることで独自性を出しましょう。例えば、初心者向けの情報は充実していても、中級者向けの具体的なステップに欠けている場合、その部分を重点的にカバーするのも有効です。
体験談:
私は以前、「キーワード選定 やり方」という一般的なキーワードで記事を書こうとしましたが、競合サイトが非常に多く、なかなか上位に上がるのは難しいと判断しました。そのため、キーワードを「キーワード選定 難しい」に変更しました。このキーワードのターゲットは、すでに一度キーワード選定を試したけれど、思うような結果が得られなかった人たちです。こうしたターゲットの悩みにより深く答えるために、記事内で具体的な手順や失敗例も含めて説明を追加しました。その結果、よりユーザーに響く内容となり、検索1位にランクインすることができました。
ライバルを意識するだけでなく、ターゲットのニーズを深く理解し、具体的な悩みを解決するコンテンツを提供することで、SEO効果が大きくなります。検索クエリが長く具体的なものであればあるほど、その悩みは明確になり、それに応える内容を書くことが大切です。
競争を避けるための次のアプローチ
- 異なるフォーマットで攻める: ライバルが文章中心であれば、動画やインフォグラフィックスを追加して差別化を図ることも有効です。
- 地域特化型のコンテンツ: もしグローバルな競合が多い場合、自分の記事を地域特化型に変えて、地元の情報を強化することで、ユーザーにとってより身近なコンテンツを提供できます。
- クエリの意図を再検討: 「Knowクエリ」や「Buyクエリ」など、クエリの意図を再度見極めて、その意図に合致する内容を提供することが、他のサイトとの差別化に繋がります。
ターゲットユーザーのニーズにさらに深く応えることで、ライバルと違う角度からアプローチできる可能性が広がります。
よくある質問
質問:キーワード選定が重要なのはなぜですか?
キーワード選定は、ターゲットユーザーがどのような情報を求めているのかを理解し、それに基づいてコンテンツを作成するための基本です。適切なキーワードを選定することで、検索エンジン上での上位表示が可能となり、見込み顧客の目に留まる確率が上がります。正しいキーワードを使うことは、ユーザーのニーズに応える最初のステップであり、集客力を最大化するために欠かせません。
質問:キーワード選定の相場はいくらですか?
キーワード選定にかかる費用は、依頼する専門家や企業の規模、選定するキーワードの難易度によって大きく異なります。一般的には、フリーランスのSEOコンサルタントであれば1〜5万円程度から始まります。大手のSEO会社であれば10万円以上かかることもあります。ツールを利用して自分でキーワードを選定する場合は無料または数千円程度のサブスクリプションで済むことも多いです。アメリカの相場は、フリーランスで100〜500ドル(約1.5〜7.5万円)程度、大手企業では1000ドル以上(約15万円以上)が相場です。
質問:キーワード難易度とは何ですか?
キーワード難易度(Keyword Difficulty)は、特定のキーワードで検索エンジンの上位にランクインすることがどれだけ難しいかを示す指標です。主に競合の数と質、検索ボリューム、競合サイトのSEOスコアなどを元に算出されます。難易度が高いほど、SEO対策で上位表示するのが難しくなりますが、適切なキーワード選定によって、より競争の少ないキーワードを狙うことが有効です。
質問:キーワードの微細な違いはどのように考えたら良いですか?
Q.「ハワイ チップ 払い方」と「ハワイ チップ 渡し方」のように少しだけ表現が違うキーワードはどう考えたら良いですか?
A.「ハワイ チップ 払い方」と「ハワイ チップ 渡し方」のように、キーワードが少し異なっていても、Googleはその背後にあるユーザーの意図を理解するため、類似した検索結果を表示します。このため、単語の微細な違いにこだわる必要はなく、ユーザーが知りたい情報を包括的にカバーすることを重視しましょう。重要なのは、ユーザーが持つ疑問に正確に応えるコンテンツを提供することです。
質問:キーワードが見つかりません
ライバルが少ないキーワードを見つけるのは難しいと感じるかもしれませんが、コツコツと検索を続けていくことで必ず見つかります。重要なのは、競争が激しい分野で無理に勝負するのではなく、ニッチなキーワードを探し出し、それに特化したコンテンツを作成することです。日々少しずつ検索とリサーチを続けることで、競合の少ないチャンスを発見することができます。
実際に、2024年現在、私のクライアントさんは検索2位になりました。ライバルが少ないところをピンポイントで狙っています。
(おすすめしないジャンルはマーケティング系ですね。周り全員プロだからです。笑。)
質問:ラッコキーワードって何?
ラッコキーワードは、特定のキーワードに関連する検索キーワードを一覧で取得できる便利なツールです。ユーザーがどのようなキーワードで検索しているのかを調査するのに役立ちます。特に、ニッチなキーワードを見つけたい場合や、ユーザーの関心に基づいたコンテンツを作成する際に非常に効果的です。無料で使えるバージョンもあり、SEOやコンテンツ作成において強力なサポートとなります。
元々「関連キーワード取得ツール」という名前でした。私は5年以上ラッコキーワードを使っています!
まとめ: ライバルが強いときに諦めずに次の一手を考える
検索上位のライバルが強い場合、単に諦めるのではなく、戦略的に次の一手を考えることが重要です。ニッチなキーワードを探す、ユーザーの悩みに深く答える、異なる形式でコンテンツを提供するなど、複数のアプローチがあります。また、体験談からも分かるように、ターゲットを具体的にすることでより有効なコンテンツを提供し、結果的に上位表示を獲得できることがあるのです。
最も重要なのは、競争が激しいキーワードを避け、ターゲットのニーズに真に応える情報を提供することです。これが成功への鍵となります。
心折れそうになったら、休憩しながら頑張っていきましょう!
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