東京都のDX人材リスキリング支援事業「デジタルマーケティング」の特別講演
2022年5月31日、東京都のDX人材リスキリング支援事業の一環として特別講演をしてきました。
(DX=デジタルなものを使ってより良いものへと変革していくこと)
ウェビナー講演のため、周りのリアクションが見れなかったのですが(涙)、誰一人として退出されませんでした。(歓喜!)参加者の皆様、本当にありがとうございます!
そして、お声がけくださった関係者の皆様も本当にありがとうございます!
というわけで、
「これからの中小企業に必要なデジタルマーケティング」というテーマで今日はお話します。
中小企業でのデジタルマーケティングの取組状況
この数年、DXやデジタルマーケティングという言葉を耳にするようになりました。
一般社団法人日本能率協会によると、企業の45.3%がDXの取り組みを始めています。ただし従業員別で見てみると、大企業6割以上、中小企業は3割以下です。2倍以上の差が開いているのが現実となっています。
どうしても中小企業はなかなか取り組めていない。
私も中小企業の出身なので、気持ちが痛いほど分かるんですよ…。
「いや、そもそもDXって何?」「誰がやるの?」「目標は?戦略は?」「具体的にどう進めていけばいいの?」と分からないことが山積みなんですよね。
だからこそ、学んでいきましょう!
DXやデジタルマーケティングはもはや「どこかの部署がやること」ではなく、「会社全体の課題」です。会社全体で一丸となって進めることが重要です。
会社のためにはもちろん、顧客のためにもなりますので頑張りましょう^^
社内マーケターを育てることの価値
私は、DXやデジタルマーケティングが流行りだから、マーケティングを薦めているわけではありません。
仮に1人法人だったとしても、社員がいたとしても、社内にマーケティングができる人が最低1人はいてほしいと考えています。
理由は、
- 売上に繋がる
- 良い人材獲得に繋がる
- 余計なコストが関わらない
1と2はなんとなく想像できそうなので今回は割愛しますね。
3の余計なコストに関して、表現は悪いですが「騙されない力」を手に入れられます。
マーケター=判断力がある人
「このツールを使うとマーケティングが自動化できますよ」という謳い文句に惑わされて、高額な金額を支払った人たちを何人も知っています。ツールをうまくつかえていれば良いんですが、全く使えずにリース契約だけが残った人も知っています。
マーケティングを学ぶと、私たちの会社に必要か否かの判断力が付きます。
- ツールを使ってどの目的が達成できるのか?
- 本当に今、自動化ツールが必要なのか?
- 誰がそのツールを使いこなせるのか?
判断力が付くことで、余計なコストを使わずに済みます!
マーケター=目的の違いが分かっている人
マーケティングの目的は基本的に3つあります。
- 認知度
- ブランディング
- 売上
「目的が変わると⇒戦略が変わる」
大切なのは目的を1つに絞ること!Aさんは売上を目的にしているのに、Bさんはブランディングを目的としていたら戦略は決まりません。
ブレないようにしっかりと目的を決めておきましょう。
(個人的には、デジタルマーケティングに慣れていないときは、まずは「売上」を目的にして戦略を立てることをおススメ。ブランディングや認知度を上げるのはその後)
1歩1歩積み重ねていくことであなたの会社のマーケティング成長していく
実際にどうやってデジタルマーケティングをやっていくのかのお話もしました。
とある法人の方から「通常の施策からも集客できていますが、もっとお客さん層を広げたいんです」という依頼をいただきました。休止中のFacebookを再開させたり、動画に挑戦したりと代表の方に実践していただきました。その結果うまく回るようになった事例が↑のスライドです^^
1人でもデジタルマーケティングはできます。(もちろん複数人いたらできることがもっと増えますが)
まずは始めてみることが大切で、そして、楽しくなってもっと挑戦したくなったら最強です!
まとめ
まだまだデジタルマーケティングというと遠い存在だと思っている企業もあるかもしれません。ですが本当に生活に密着して使われるようになりました。
あえて遠い存在にする必要はありません^^
少しずつで良いので挑戦していくこと。1歩1歩進んでいくことが、マーケター自身の成長に繋がり、ひいては会社の成長に繋がっていきます。
もっとデジタルマーケティングを身近に感じていただき、「やってみよう」「成果が出た」と楽しい変化が現れたら最高です^^
楽しく堅実なデジタルマーケティングをやっていきましょう。