ブルーオーシャンをビジネスで利用するには?戦略3ステップ
- ブルーオーシャンってよく聞くけど、どうやって見つけたらいいの?
- 大企業以外でも使えるの?
と疑問をお持ちのあなた向けの記事です。
早めにあなたのブルーオーシャンを作り、物が売れない時代を乗り切っていきましょう。
結論- 分析が大切
- 常識を超えよう
- 境界線を引き直す
誤解されていることも多い「ブルーオーシャン」を詳しくご説明いたします。
ブルーオーシャンの意味は?レッドオーシャンとの違いは?
- そもそもブルーオーシャンとは何なのか?
- レッドオーシャンとの違いは?
W・チャン・キム+レネ・モボルニュの「ブルーオーシャン戦略」によると、以下のように説明しています。
レッド・オーシャンは今日の産業すべてを表す。つまり既知の市場空間である。かたやブルー・オーシャンとは、いまはまだ生まれていない市場、未知の市場空間すべてをさす。
2005年発行
「ブルーオーシャン戦略」P20
著者:W・チャン・キム+レネ・モボルニュ
「ライバルが少ない市場=ブルーオーシャン」ではないということです。
ブルーオーシャンは、市場がない空間をさします。
ないところから市場を作り上げていくものなのです。
ブルーオーシャンをビジネスに活かすにはどうしたら良い?
はじめに:ブルーオーシャンは作るモノ
自分たちで作る必要があると理解しましょう。
『作るの…?
まだ無い市場なんてどうしたら良いか分からないよ。』
誰もいない市場を作り上げることで、ブルーオーシャンに価値が生まれるのです。
ライバル会社の真似をして、ちょっと何かを変えただけではブルーオーシャンにはなりません。
誰もやっていないからこそ、
- お客さんが納得できるなら、値段が高くてもOK
- 新しいルールを作れる
- 模倣されにくい
というメリットが生まれます!
もしあなたのブルーオーシャンを模倣されたとしても、そのときにはあなたは次のブルーオーシャン泳いでいることでしょう。
ビジネスに安息の地はないですが、レッドオーシャンで傷だらけになるよりは良いですよね。
1.分析が大切
まずは分析をしていきましょう。
『ブルーオーシャンめっちゃいい戦略じゃん。
ドラマみたいに良さげなアイディアがポンと降ってこないかな~。』
『簡単にアイディアは降ってきません。』
- 自社製品
- ライバルの製品
- 代替産業
各社の商品の要素を分析して、特徴を掴みましょう。
例)商品の要素- 価格
- 楽しさ
- 知識
- 分かりやすさ
- 〇〇機能
- 芸術性
- 独自のサービス
- アフターフォロー
- etc…
そこから、新しい要素を加えたり減らしたりすることで、ライバルとは違う戦略になるように考えて行きます。
『う~ん。分析はしたけど、どれも重要な要素だから減らすことなんてできないよ。』
という方は次を読んでくださいね。
2.常識を超えよう
常識があなたの邪魔をしているかもしれません。
どの企業も、最大限の努力をして、商品を提供していますよね?
ただし、いろんな知識や技術を学んでいくことで、「常識」が邪魔になっているかもしれません。
- 〇〇の機能があって当然だ
- ××なんて非常識だ
業界としては当たり前だけど、「お客様はそれほど求めていないこと」はありませんか?
なぜそれをしているのか聞かれたときに、「普通はこうだから」「昔からやっているから」という理由ではありませんか?
常識から卒業すると、考えていたよりもコストを下げられるかもしれませんよ。
例えば10年前は喜ばれたかもしれませんが、今では必要のない機能もあるかもしれません。
お客様の生活も行動も大きく変化しています。
常識には充分注意しましょう。
『同じ業界しか見てこなかったから、常識にとらわれています…』
『常識って厄介だよね!』
常識からの卒業を決意できた人は、次にすすんでください。
3.境界線を引き直す
境界線を引き直すことで、ブルーオーシャンを作ることができます。
『視野を広くすると、境界線を新しく引き直せるよ。』
中小企業に勤めていた時、私は同業者の動向ばかり気にしていました。
ライバルチェックも重要ですが、自分の業界しか見ていなかったのですっかり視野が狭くなってしまっていました。
ブルーオーシャンを作るには、同業者以外も見ていきましょう。
例えば、若者のテレビ離れが騒がれていますよね。
「ネットに取られているから」という見解が多いですが、ネットだけが代替産業でしょうか?
ネットだけが原因なら、テレビ番組をネットで流せば解決するはずです。
他にも原因は考えられないでしょうか?
- テレビを見られる時間帯に帰宅できてないかも
- 飲み会に行っているかも
- ゲームやマンガを見ているかも
- スポーツジムに通ってるかも
- 勉強しているかも
- ビジネス書を読んでいるかも
テレビを今までの「テレビ」として見ていては、同じ境界線のままです。
ただ一方的に見る娯楽ツールから、別の新しいツールへと変えていけば解決するかもしれません。
- 飲み会に行く⇒友達と交流したい⇒テレビで友達と交流できないか?
- スポーツジムに通っている⇒運動したい⇒テレビで運動できないか?
『若者はネットが好きだから。で終わらせないことがポイント。
その商品に何を求めているのか?100%満足しているのか?を考えて行こう!』
本当に望んでいることは、本人すら分からないことが多いです。
発言を鵜呑みにしないで、気が付いていない気持ちを掘り起こしましょう。
まとめ:ブルーオーシャンをビジネスに活かすには?
『いかがでしたでしょうか?』
- 分析が大切
- 常識を超えよう
- 境界線を引き直す
難しいと感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、だからこそブルーオーシャンには価値があります。
最初にもお伝えしましたが、
- お客さんが納得できるなら、値段が高くてもOK
- 新しいルールを作れる
- 模倣されにくい
というメリットがあります。
模倣してくるライバル企業たちは、常にレッドオーシャンを泳ぐことしかできないのです。
ぜひライバルのいない市場を作り上げて、ブルーオーシャンを泳ぎ切りましょう。